幸せを俯瞰で見る ~インドネシアに来て、僕が変化したこと②~
インドネシアに来て、変化したこと第2弾。
一番大きな変化は前回の記事に書きました。
今回は、それ以外をいくつか書こうと思います。
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まず、こちら。
①時間にルーズになった
インドネシアには "Jam Karet" という言葉があります。
直訳すると「ゴム時間」。
ゴムのように、時間が伸びたり縮んだりする、ということです。
友達とじゃあ7時ね!と待ち合わせても、基本7時に始まることはない。
この前、学校の行事でレクリエーションに行こう!って時も、7時集合でそのまま出発するはずが8時半くらいになってた。
たぶんインドネシアにいる人は、何度か経験したことがあると思います。
最初は
「ええ、こんな待たされるの!?」
と戸惑ってました。
でも、なんかだんだんそれが心地よくなっていくんですね。こわい。
もともと日本でも細かい遅刻をよくしていた僕。
時間を守るのは得意分野ではないのです。
そんな僕とインドネシアの環境を掛け合わせると、、
= 「もっと遅刻するようになる」
でした。
逆に自分がゴム時間を利用していく。笑
少々遅れても、みんなも遅れてることが多いからいいんだもん。。
②おしゃべりが増えた
僕はもともとそんなにおしゃべりをするタイプではありません。
でもインドネシアの人って、ほんとにおしゃべりな人が多いんですね。
日本人からしたら「そんなんどうでもよくない?」みたいなこともずーーと喋ってる。
で、僕もおしゃべりせざるを得ないことが多いわけです。
カタコトだけど、頑張っておしゃべりすることが増えました。
そんな中で気づいたことは
「やっぱり、おしゃべりって関係性作りのために大切だな」
ということです。
仕事してるときも、業務連絡だけではダメなんですね。
たわいもないこと話したり、冗談を言って笑ったり。
そういうことの積み重ねが、良い関係につながり、仕事で協力するときもそれが生きてくるんですね。
おしゃべり、大切。
日本に持って帰ります。
③働くとは?幸せとは?についてよく考えた
これは東南アジアに行くとあるあるかもですが、みんなそんなに真面目に働いてないんですよね。笑
職員室に居ても、だいたい半分くらいの先生は仕事してるけど、もう半分はせずにおしゃべりしてます。
なんか日本って、「仕事を通して幸せになろう」っていう考えが結構主流じゃないですか。
就活の自己分析とかまさにそんな感じっすよね。
自分の原体験なるものをあぶりだし、それから自分は何がしたいのか?を自問自答し、それとフィットする会社を探し出し、就職をする。
自分のやりたい仕事ができていれば幸せ。そうじゃなければ幸せじゃない。
極端な言い方ですが、そんな空気感を感じるわけです。
で、みんな1日の多くの時間を仕事に費やす。寝ても覚めても仕事仕事。みたいなパターンも少なくないですね。
インドネシア人が持ってる「日本人のイメージ」も、真面目過ぎるくらい働くっていうのはよく出てきます。
そんな中、職員室で先生と、「幸せ」について話す機会が。
「日本人は仕事を通して幸せになろうとしている。だから働くんだ」みたいなことをぼくが言うと、先生はこう言いました。
「日本人って、お金はたくさんあるのに、心は貧しいのね」
「私は家族と時間を過ごすこと、旧友と再会すること、おいしい食事を食べるだけで幸せよ」
グサッッッッ!!!!!(胸に言葉が突き刺さった音)
こ、心が貧しい。。そうか。。そう写ってるか。。
この考え方の違いには、おそらく宗教も関係しているんじゃないかと思います。(それについてはまた今度書きます)
でも、こういうことを言ってもらえると、日本を俯瞰で見ることができます。
要は、いろんな幸せがあるってことですね。
どっかの記事かなんかで、「ドラクエ的人生」と「どうぶつの森的人生」の2タイプがある、と書いてありました。
ドラクエの勇者のようにがんがん新たな敵を倒して突き進んでいくことに幸福を感じるか、どうぶつの森のような人と人との関係性の中で幸せを見つけるか。
関係性が濃くあって、その中で幸せを感じる。
インドネシアのそういうところ、僕は大好きですし、リスペクトしています。
とても心地よい。
だけど、僕が3か月住んで気づいていることも同時にあって、
「どうもり人生だけでは、おれはちょっと物足りない!」
ということ。
やっぱり色々と挑戦していく方が僕は充実感を得れるんですね。そういう部分は捨てたくない。好きな仕事をしたい。
でも、関係性なしでは幸せにはなれないな、というのも、ここ最近思っていること。
上手くバランスとりながら生きていきたいな、と。
まあでも、これは僕が考えていることで、たぶん人それぞれにいろんな幸せの形があるのだと思います。
インドネシアに来て、幸せについて俯瞰で見ることができました。
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日本と異なる環境に身を置くと、やはり刺激が多く、いろんなことが変わっていきます。
考え方が凝り固まらないためにも、いろんな環境に身を置くのは大切ですね!
BIKI