孤児院に行ってきた Day1

どうも。BIKIです。

 

今日は孤児院に行ってきました。

 

僕が活動している派遣校は、州内でもトップレベルの高校。

優秀な子たちばかりなわけです。

で、基本的には、やはり家庭環境に恵まれている子が圧倒的に多い。

何なら知事の娘とかいるし。

 

派遣校で活動するのはとても刺激的だし、楽しい。

でも、僕はそこだけを知って終わりたくないのです。

インドネシアには、日本以上に生きづらい環境に身を置く子どもたちが大勢いる。

そっちも知らないと、何も語れないと思うのです。

 

「何でもみてやろう」な精神。

 

そこでずっと孤児院的なところに行ってみたい…!と思って探しましたが、なかなか自力ではたどり着けない。しかし、運よく同じ住居に長期滞在していた欧米人のカップルが、孤児院でボランティアしてると小耳にはさみ、すぐ話をしに行って、今回連れて行ってもらえました。

 

今日行ったのはキリスト教徒が運営している、キリシタンの孤児院です。そこはグーグルマップに載ってません。

その欧米人のカップル曰く、「インドネシアキリスト教を標ぼうすると、危ないことが起きる可能性があるから」とのことでした。

 

japan-indepth.jp

 

そんなこんなで到着し、「どんな感じだろう…」とドキドキしながら中へ。

 

すると、孤児院を経営する夫婦が温かく迎えてくれました。

いつもインドネシアで目にする、フレンドリーなスタイルで安心。

 

建物は外見、見た目ともにきれい。中に入ると結構部屋がいっぱいあって広い。なんか公民館の中にある会議室くらいの広さのホールもある(伝われ)。

(すみません、写真は今度撮れたら載せます)

 

中に入ると、子どもたちがちらほら。今日は大半の子どもたちが働きに出ていたようで、みんな疲れて「シャワーあびよ~」みたいな感じでした。

 

そういうわけで欧米人カップルと「座ってようか」となって、ソファに座って待ってました。

 

しばらくすると子供たちがやってきて、一緒にジェンガをやったり、トランプしたりして遊びました。

 

驚いたのは、子どもたちのコミュ力の高さ。初めて行くし、外国人だし、最初はなかなか喋れないかな…とか思ってましたが、全然そんなことなくて、子どもたち、知らない外国人に対しても無限にトークできます。いろんな人が来てるから、既に人なれしているんかな。

 

一緒に遊べば、仲良くなるのはすぐです。一緒にご飯を食べて、宿題をしたり、カードゲームしたり。一度壁が壊れてしまえば、もうずっと楽しい時間が続きました。

 

孤児院という感じがしないくらいの明るさ。帰るころには孤児院であることを忘れかけていました。

 

しかし、帰るときに外に出ると、なんか治安が悪い感じで音楽が大音量で流れています。男性グループが外で飲んでいるよう。いつもではないが、たまにこういうことがあるとのことでした。

 

孤児院を切り盛りする奥さんと話していると、衝撃の言葉が。「この地区はドラッグの売人がたくさんいて、逮捕されてるやつもたくさんいる。この門の内側は安全だけど、子どもを外に出すことはできないね。学校へは、車で送り迎えしてる。」

 

あまり信じたくありませんが、そういう現実も横たわっているんだなと。

インドネシアはええところやでぇ」と平和ボケしてた僕ですが、大音量で流れる音楽の中で、少し目が覚めた感覚になりました。

(いいところであることは間違いないですが、そういう負の側面もしっかりあるってことです。)

 

こういうところは何回も見てみて、現実が見えてくると思います。

子どもたちも今は明るいけど、結構壮絶な過去を歩んできているはずだし、、。

とりあえず、継続的に通いたいと思います。